
調理アイテムといえば「かっぱ橋道具街」
行ったことはなくても、その名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
最近は、ラーメン屋さんなどの店頭によくある「食品サンプル」が沢山売られていることでも有名ですよね。
そんな「かっぱ橋道具街」に初めて食器を買いに行ってきましたので、
有名な食器屋さんや老舗ごはん屋さんの情報を絡めながら、ご紹介したいと思います。
この記事の目次
かっぱ橋道具街とは?
浅草からも上野からもほど近いかっぱ橋道具街。
Wikiさんでは下記のように説明されています。
合羽橋(かっぱばし)は、東京都台東区の浅草と上野の中間に位置する、食器具・包材・調理器具・食品サンプル・食材・調理衣装などを一括に扱う道具専門の問屋街(行政区分上の地名ではない)。
河童をマスコットにしているが、「河童橋」ではない。地元「東京合羽橋商店街振興組合」ではかっぱ橋道具街と称しているが、かっぱ橋、合羽橋道具街とも呼ばれる。
そうなんです!
「かっぱ橋道具街」の「かっぱ」は、漢字で書くと「合羽」なんです。
でも音だけ聞いていると、「河童」と思ってしまいがちですよね。
じつは以前、営業さんから電話で「これから”かっぱばし”に行くから、ホワイトボードに書いておいて。」と言われ
「河童橋」と書いたら、戻ってきた営業さんに大笑いされた覚えがあります。苦笑
無知とは本当に恥ずかしいものです。。泣
かっぱ橋道具街のマップ
「合羽橋便利マップ」というとっても便利なマップが、東京合羽橋商店街振興組合から発行されています。
初めて行く方は目を通しておくとスムーズに行きたいお店に行くことができますよ。
もちろん私も、かっぱ橋道具街に行く前になんとなーく確認してから行きました。
ネットでしたら、こちらからマップを見ることができます。
もし紙のマップが欲しい場合は、合羽橋の各店舗や合羽橋組合に置いてあるので、ぜひゲットして活用してみてくださいね。
かっぱ橋道具街で行ったお店(有名どころ)
なにせ初めてのかっぱ橋道具街なので、どこから見ていいのか、どのお店に行ったらいいのかがよく分かりませんでした。
そこで、ググって出てきた大抵のサイトに載っている下記のお店に、先ずは行ってみることにしました。
コーヒー&紅茶関連器具を専門に扱う「ユニオン」
昭和37年(1962)創業のコーヒー・紅茶関連器具などを扱うお店。
母がコーヒーミルなどを探していたので立ち寄りました。
店内に所狭しと焙煎機(ばいせんき)などの商品が並んでいて、見ているだけでも楽しめます。
<ユニオンの基本情報>
住所:〒111-0035 東京都台東区西浅草 2-22-6
TEL:03-3842-4041
営業時間:9:00〜18:00(日曜・祭日 10:00〜17:00)
定休日:無休(年末年始・GW・お盆期間中を除く)
かっぱ橋で一番古いのれんの漆器専門店「西山漆器」
創業大正5年の老舗の漆器専門店です。
入り口の雰囲気からもどことなく積み上げてきた歴史の重さが感じられますが、商品は数百円のリーズナブルなものから高額なものまで幅広く取り扱っています。
私はこちらで、うるし塗りの「和菓子切り」と「菓子切フォーク」を購入しました。
もちろん和菓子などをいただく際にも使いますが、私は「和菓子切り」で丸いチーズを切り、「菓子切フォーク」で切ったチーズを食べようという魂胆。
家に和食器が多いので、こういう組み合わせもいいんじゃないかな~と思ってたりします。
<西山漆器の基本情報>
住所:東京都台東区西浅草3-24-3
TEL:03-3841-8831
営業時間:9:00~18:00(土曜日9:00~17:00)
定休日:日・祭日
オシャレな和モダン食器を取り扱う「とうしょう窯 本店」
オシャレな個人用・業務用の和食器を取り扱うお店。
The和食器というよりも、モダンな雰囲気をまとった今っぽい食器が多いのが特徴です。
店頭にはセール品の食器も沢山あるので、探してみると掘り出し物に出会えるかもしれません。
<とうしょう窯 本店の基本情報>
住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷3-17-13
TEL:03-5830-7752
営業時間:10:00〜19:00(日曜・祝日 10:00~18:00)
定休日 : 無休(年末年始・GW・お盆期間中を除く)
風和里(ふわり)
地下1階~2階まである、和食器や洋食器、木製のキッチンツールを扱うお店です。
じつは、今回のかっぱ橋道具街散策で一番お気に入りだったのがこちらのお店!
ここだけで何時間過ごしたことか・・・(笑)
地下フロアでは、珍しい和風グラタン皿やそうめんを入れるのにピッタリな少し深めの大皿、いい塩梅の大きさのスープマグなど、沢山購入してしまいました。
そして1Fでは、使いやすい大きさのカッティングボードも購入。
大満足のお買い物ができて、心もほっこりな時間でした。
<風和里の基本情報>
住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷1-9-12 SPKビル 1F
TEL:03-5827-3355
営業時間:9:30~18:00(多少変更時あり)
定休日:無休(年末年始を除く)
白い器にこだわった洋食器専門店「キャニオン」
白い器を中心とした陶磁器、ガラス、スプーン、フォークなどのテーブルウェアーやキッチンツールの専門店。
かっぱ橋では珍しいウェッジウッド、ジノリなどの輸入食器や、エルメス、ブルガリなどのブランド食器、おしゃれで人気のイッタラなどの取り扱いもあります。
とても華奢で可愛らしいティースプーンがあり、母が購入するか否かをずっと悩んでいたので印象深いお店です。苦笑
ちなみに、姉妹店には、和食器専門店「田窯(でんがま)」もあります。
<キャニオンの基本情報>
住所:〒111-0035 東京都台東区西浅草 2-21-5
TEL:03-3845-0450
営業時間:10:00〜19:00
定休日:無休(1月1日〜3日のみ休み)
台所用品専門店「キッチンワールドTDI」
品数豊富!いつもにぎやかな輸入キッチン道具のお店です。
プレゼントにも人気のル・クルーゼや、野田琺瑯、柳宗理、ガラス食器やお鍋・フライパン、その他キッチンツールなどなど・・・
幅広く調理器具を取り揃えているので、これから一式買い揃えたい!という一人暮らしを始める人にもお勧めのお店です。
<キッチンワールドTDIの基本情報>
住所:〒111-0036 東京都台東区松が谷1-9-12 SPKビル 1F
TEL:03-5827-3355
営業時間:9:30~18:00(多少変更時あり)
定休日:無休(年末年始を除く)
和食器専門店「田窯(でんがま)」
各産地の窯元から集めた選りすぐりの器が集う「田窯(でんがま)」。
美濃、有田、信楽、九谷、益子など日本の伝統的な和食器から、店頭には激安の掘り出し物まであり、見ていて飽きないお店です。
1階は比較的リーズナブルな食器が多く、2階は高級で美しい食器が販売されています。
こちらでは黒の色味が美しい美濃焼の小どんぶりを購入。(セールになっていてお買い得でした!)
手にすんなりとおさまるサイズ感で、使い勝手が良さそうです。
<田窯の基本情報>
住所:東京都台東区西浅草 1-4-3
TEL:03-5828-9355
営業時間:10:00~19:00
定休日:年中無休(1/1~1/3のみ休み)
陶庵 やぶきた
美濃焼、有田焼、古伊万里、九谷焼、土鍋のばんこ焼き、漆器は越前塗りなど、和食器全般を取り扱っているお店です。
センスが良い食器が多く、1つ1つ見ているだけでも楽しい時間を過ごせます。
ちなみに、母は茶道のお茶碗を購入、私は深いキャラメル色のような味わいのある小皿を数枚お買い上げ。
おひたしやちょっとした副菜を盛り付けるのに良さそうです。
<陶庵 やぶきたの基本情報>
住所:〒111-0035 東京都台東区西浅草1-4-8
TEL:03-3842-2221
営業時間:9:00~17:00(日祝 11:00~17:00)
定休日:無休(年末年始を除く)
かっぱ橋のシンボル!黄金の「かっぱ河太郎像」
2003年(平成15年)10月、「合羽橋道具街」は誕生してから90年を迎えました。
これを記念して、シンボル像として道具街中央ポケットパークに建立されたのが「かっぱ河太郎」です。
金ピカなゴールド色の河童が突如として現れるので、歩いていても見逃すことはほぼないと思います。笑
ランチ情報:老舗どじょう屋「駒形(こまがた)どぜう」
「せっかく浅草に来たのだから、一度は食べてみなさい!」という訳で、母オススメのどじょう屋さんへ。
200余年の伝統を誇る老舗の「駒形どぜう」では、江戸庶民の味が令和になった今でも楽しめます。
今回は2人で、「どぜうなべ」「柳川(やながわ)なべ」「どぜう汁」「味噌田楽」をいただきました。
どぜうなべ(写真左)は臭みもなく骨まで柔らかいので、ネギをたっぷりとかけて丸ごといただくと、なかなかこれが美味しい!
柳川なべ(写真右)は、ふんわりとやさしく玉子でとじたもので、どぜうなべよりマイルドな感じになるので、食べやすさが増す気がします。
どじょう!?と思わずに、せっかくの機会なので江戸の味を愉しんでみるのも一興ではないでしょうか。
店構えも江戸時代の代表的な商家造りなので、江戸にタイムスリップしたようで、見応えアリですよ。
<駒形どぜう浅草本店の基本情報>
住所:東京都台東区駒形1-7-12
TEL:03-3842-4001
営業時間:11:00~21:00(ラストオーダー)※松の内の間は20時看板
休日:無休(大晦日と元日は除く)
アクセス:
東武スカイツリーライン 浅草駅 正面改札口より徒歩10分
東京メトロ銀座線 浅草駅 2出口より徒歩5分
都営地下鉄浅草線 浅草駅 A1出口より徒歩2分
都営地下鉄大江戸線 蔵前駅 A6出口より徒歩5分
ちょい呑み情報:レトロ感満載の「神谷(かみや)バー」
一緒に行った母が、夕食のもんじゃ焼きを食べ終わった頃からモジモジしだしたので何かと思えば
母「お母さん、一度、”神谷バー”という所に行ってみたい。」
私「だったら、そうと早く言ってくれれば良かったのに(笑)帰ると思って締めのビールを追加注文しちゃったよ、、」
と思いながら、せっかく浅草まで来たのだから行ってみよう!ということになり
1880年創業、日本発のバーとして有名な「神谷バー」に行ってきました。
こちらのお店、
1階は「神谷バー」
2階は洋風レストラン「レストランカミヤ」
3階は和風レストラン「割烹神谷」
となっています。
今回お伺いしたのは、もちろん1階の神谷バー。
入り口近くにあるレジで飲み物や食べ物を注文して、食券を片手に席で待つスタイルのお店です。
お店はたいてい混み合っているので相席は当たり前。
「お隣よろしいですか~?」と他のペアが現れ、私たちも相席となりました。
そしてなんと言っても有名なのは「デンキブラン」ではないでしょうか。
ブランデーやジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされたカクテルなのですが、
デンキブランは30度、電氣ブラン<オールド>は40度という、衝撃的なアルコール度数を誇っています。
そして、チェイサー(お水を指します)としてビールを嗜むというスタイルが神谷バーの流儀!
というか、みんなそうしているので、私たちもやってみた次第です。笑
そんなデンキブラン。すっっごく飲みにくいのかと思いきや、案外すんなりと喉を通るお味でスルスルと飲めてしまいます。
そして元々ビール党なだけに、ビールも美味しい!
こうして平成最後の夜は、「神谷バー」で締めくくられたのでした。
<神谷バーの基本情報>
住所:〒111-0032 台東区浅草1-1-1
TEL:03-3841-5400
営業時間:11:30~22:00(ラストオーダー 21:30まで)
※3階割烹は、平日 14:00~16:00は休業
定休日:火曜日、年末年始
アクセス:
地下鉄銀座線浅草駅下車3番出口 徒歩0分
都営地下鉄浅草線浅草駅下車 A5番 出口徒歩1~2分
東武本線・伊勢崎線浅草駅下車 正面 出口徒歩1~2分
つくばエクスプレス浅草駅下車 A1番 出口徒歩約10分
浅草駅(東武・都営・メトロ)から41m
かっぱ橋道具街のアクセス情報
■JRを利用する場合
山手線・京浜東北線「上野」「鶯谷」駅下車 徒歩15分
総武線「浅草橋」駅下車 徒歩25分
■地下鉄・私鉄を利用する場合
東京メトロ銀座線「田原町」駅下車 徒歩5分
東京メトロ日比谷線「入谷」駅下車 徒歩6分
都営浅草線「浅草」駅下車 徒歩13分
東武伊勢崎線「浅草」駅下車 徒歩13分
つくばエクスプレス「浅草」駅下車 徒歩5分
■バスを利用する場合
上野駅から青砥(あおと)車庫、南千住駅東口行き「菊屋橋」バス停で下車。
鶯谷(うぐいすだに)駅前から亀戸、浅草寿行き「入谷2丁目」バス停で下車
■首都高速を利用する場合
1号線、上野・入谷インターで降ります。
6号線下り・駒形インターで、6号線上り・向島インターで降ります。
■駐車場のご案内
パーキングメーターが設置されておりますので、ご利用ください。
ただし、パーキングメーターは前払いで60分間のみ駐車できます。
料金の未納と時間超過は駐車違反となりますので、ご注意下さい。
かっぱ橋道具街の近隣有料駐車場の案内マップはこちら
まとめ
かっぱ橋道具街は本当に沢山のお店があるので、1つ1つのお店をゆっくり回っていると、あっという間に日が暮れてしまいます。
すると、「行きたかったお店が18:00クローズで行けなかった・・・」
なんて事にもなるので、絶対に行きたいお店は早めに見ておくのが○です。
また、お化粧室がなかなか見当たらないので、水分のとりすぎにも注意!
できれば、ゴハンやお茶をしたお店で済ませておくのがベターです。
(トイレ難民はかなりキツイですよ~。泣)
かっぱ橋道具街は浅草や上野にも近いので、足を伸ばしては老舗のお店に行ってみるのもいつもと違って新鮮です。
ぜひぜひこの機会に探索してみてくださいね。