
「春はあげぽよ」でTwitterのRT爆速を起こし、一躍話題の人となった「蒼喬」さん。
しかし、悲しいかな。
お名前が読めなくて、ググるのに苦労しました。。
そして、書道の世界は詳しくないこともあり、蒼喬さんがどういった方なのか分からない。。
更には、「FGO」という謎のフレーズまで出てくるので、お手上げ状態でした。
なので、同じような方もきっといるに違いないと思い、蒼喬さんについて調べてみた事をまとめてみました。
この記事の目次
蒼喬先生とは、どんな人?
謎に包まれた「蒼喬」さんについて、ひとつずつ紐解いていきたいと思います。
蒼喬さんの読み方は?
「蒼喬」と書いて「そうきょう」と読みます。
「春はあげぽよ」に目を奪われた後、違う意味で、お名前の読み仮名に目を奪われてしまった方もいるはず。
書家さんは素敵なお名前の方が多いなぁと思うのですが、なにせ学がないもので読めないこともしばしば。
もっと教養を身に着けておけば良かった…とこういう時にひしひしと感じます。
蒼喬さんの年齢は?
2020年2月の某インタビュー記事によると、現在24歳とのことなので、これからの活躍が期待できますね!
- 2020年に24歳になるのなら、1996年(平成8年)生まれ
- 2020年に25歳になるのなら、1995年(平成7年)生まれ
ということになるかと思います。
蒼喬さんの性別は?
大河ドラマの題字を女性の書家さんが書かれていたりと、女性書家さんの活躍も著しい今日この頃。
枕草子の一節をもじっているので、女性かな?となんとなく思っていたのですが・・・
蒼喬さんは「男性」のようです。
男性だと思うに至った根拠はTwitterの中に何点かあるのですが、例えばこちらのツイート▼
「春はあげぽよ」の記事について
母「夏がなー……ねえ夏だけおかしくない?惜しいなー」
蒼「それ1時間くらい言ってますが?勘弁してくれませんか…」
母「YahooでもGoogleでもすぐこの記事出てくるじゃん。会社で自慢してこよう。お父さん!蒼喬有名だよ!」
蒼「息子にツンデレせんといて…」
— 蒼喬(そうきょう) (@sokyo1226) February 17, 2020
最後のフレーズに「息子に」とありますよね!
更に、こちらのツイートでは▼
自分も実写で少し映ってます(*´-`)
関わってるアーティストさん皆映ってます。素敵な仕上がりです! https://t.co/3aC25seGJi
— 蒼喬(そうきょう) (@sokyo1226) January 16, 2020
実写で少し写っているとのことで観ていると、動画の0:28あたりで蒼喬さんらしき姿が!!
これらのことから、蒼喬さんは男性であるようです。
書道家としての蒼喬さんとは?
蒼喬さんのTwitterのプロフィールには、以下のように記載されています。
書道17年目師範。文部科学大臣、中国大使館、読売新聞などから受賞歴あり。 劇団☆新感線「けむりの軍団」劇中筆文字演出、Fate/Grand Order 公式書家。電撃文庫「錆喰いビスコ」題字。
書道17年のキャリアがあり、師範なので指導者になる腕の持ち主ということが分かります。
また、文部科学大臣や中国大使館などからの受賞歴もあります!
こちらは学生時代に文部科学大臣賞を受賞した作品▼
学生の時この作品(本当は千文字書く)、全国展に出すために1ヶ月くらいずーっと書いててノイローゼになった時期があって、本当に文部科学大臣賞頂いちゃったやつなんだけど
日々アレンジしない文字とかは定期的に書いたりしてます。
そういう作品も今後載せていこうかしらと思っております
— 蒼喬(そうきょう) (@sokyo1226) August 23, 2019
アレンジしていない文字とのことですが
う、美しい・・・。
教科書から飛び出してきたかのような文字の数々に、ため息ものです。
「春はあげぽよ」以外にもあった!枕草子にちなんだ書たち
「春はあげぽよ」は、枕草子の一節をギャル語で言い換えている所と、さらに、達筆な書にしたためられている所が、4万近い「いいね」を集めた理由かなと思います。
春は・・・が有名ですが、じつは枕草子の春夏秋冬の一節にちなみ、全季節の書があります。
- 春はあげぽよ(春はあけぼの)
- 夏はよきよき(夏は夜)
- 秋はばえばえ(秋は夕暮れ)
- 冬はつらたん(冬はつとめて)
春以外はあまり反響が大きくなかったようですが、個人的には「冬はつらたん」が好きです。
春はあげぽよ
夏はよきよき
秋はばえばえ
冬はつらたん pic.twitter.com/9YQx88zlAW— 蒼喬(そうきょう) (@sokyo1226) February 17, 2020
清少納言の「枕草子」とは?
今回の書の元になったのは、平安時代の女流作家・清少納言(せいしょうなごん)の「枕草子(まくらのそうし)」。
この枕草子は、清少納言が中宮定子(ちゅうぐうていし)にお仕えしていたときの様子を綴った随筆です。
小学生の頃、図書室にあった枕草子のマンガが本当に、本当に、面白くて!
何回も、何回も、読み返したのを覚えています。
枕草子自体がざっくばらんに宮中での日常を描いていて親しみやすかったということもありますが、マンガ化した時の構成やセリフがテンポよくて愉しく、絵も好きな感じだったので、相当ハマりました。
じつは、大人になってからそのマンガを探し出し、購入するという熱烈ぶり。苦笑
今回の作品は、それほど想いの強かった枕草子のワンフレーズをアレンジしたものだったので、強烈に印象に残っています。
FGOとはなに?
お初にお目にかかる「FGO」。
一体なんぞや?と皆目検討もつかなかったので、困った時のウィキペディアさまで確認してみました。
『Fate/Grand Order』(フェイト・グランドオーダー)は、ゲームブランドTYPE-MOONによるゲーム作品『Fate/stay night』を元として製作されているスマートフォン専用ロールプレイングゲーム。略称は「Fate/GO」もしくは「FGO」。
つまり、FGOはスマホ用のロールプレイングゲーム(RPG)のタイトルのようですね。
どうやら大変人気のあるゲームのようです。
本日Fate/Grand Orderより配信されました「いみじかりしバレンタイン ~紫式部と5人のパリピギャル軍団」に登場します清少納言の宝具演出の筆文字を担当させていただきました。
昨年のバレンタインからまた今回も関わらせていただきました!
どうぞよろしくお願いいたします。#FateGO #FGO pic.twitter.com/Tvi92Hj459
— 蒼喬(そうきょう) (@sokyo1226) February 12, 2020
そして蒼喬さんは、このFGO(フェイト・グランドオーダー)の公式書家なのです!
ゲームの中で清少納言をモチーフとしたキャラクターが登場し、さまざまな必殺技を繰り出すのですが、その背景として文字を書いているそうです。
書道というと伝統文化のイメージが強く、ゲームとはまったく別世界のように感じますが、書道の裾野を広げる活動として行っているとのことです。
書道界全体を盛り上げていきたい!という心意気が感じられますね!
まとめ
書道家の蒼喬さんについてまとめてみました。
Twitterでの投稿も含め、今後の活躍に注目していきたいなと個人的に応援にも力が入ります。
これを機に、古典や伝統文化に興味を抱く人が増えるかも…?!しれませんね。